世の中のPCが、そのうち全部タブレットに置き換わってしまうのでは無いかと、ヒヤヒヤし続けています。
こんにちは、木内です。
パソコンとの付き合いも長いもので、触り初めてから27年目になります。今やタブレット端末や、その形状に近いノートPCが台頭しはじめ、ホビーユースにとどまらず、ビジネスシーンでも当たり前に見かけるようになりました。
今回は僕がPCを使い続ける理由、これからも変えないであろうPCに対する思いを、少しお話ししたいと思います。
モバイル端末主力時代?
僕もタブレット端末は2つ所有していますが、iPad 2(初代の次のiPad)は既にOSが更新不可で封印してあります。またデジタル書籍を読む目的で買ったKindle Fire HDは、時々使っている程度です。
逆にiPhoneは公私ともに大活躍で、電子ノートの代表格「Evernote」やカレンダーアプリ「さいすけ(Googleカレンダー連携可)」、タスク管理に「Toodledo」などは、一日に何度立ち上げるか分かりません。もちろんFacebookやTwitter等のSNS、調べ物にChromeブラウザなども使っていますから、稼働時間はかなり長めです。それこそ、「その作業、タブレット使った方がいいんじゃない?」というくらい。
それじゃあ、iPhoneとタブレットをちゃんと充実させれば、PC要らないんじゃない?
いえいえ、そんなことはありません。
理由1: PCを使わないと用事が済まないから
最初から結論が出てしまった感じがしますが、当然のことながら機器選びでは「何の目的で使うか」が重要になってきます。確かにWord,Excelで済むことならばタブレットでも済みますし、音楽系のアプリも出ているには出ています。しかし「Finale」のように楽譜作成は出来ませんし、イラストレーターで演奏会のプログラムを作ったり、プレミアで動画編集も無理です(動画編集は正直ノートPCでも厳しいときがあるのですが)。
かたやLINEなどはPC版もありますが、音声通話も出来るコミュニケーションツールとなると、スマフォ版のほうが便利ですね。僕の場合PCでヘッドセット使って会話することがめったに無いという状況も、理由の一つかも知れません。Skypeに至っては6月に初めてインストールして、使いました。
更に「Windowsマシンであること」
PCでもMacでなくWindows OSである理由は以下の通り。
過去の資産引き継ぎ
これは使ってるソフトウェアやハードウェア(ドライバ対応で大抵いけますが)という具体的なものがありますし、22年近くWindowsを経験してきた慣れもあります。macOSに慣れてしまう手もありますが、サブでMacも使うというならともかく、普段の使用ではなかなか切り替えられません。
ちなみに初代PCの時はTowns OSという富士通の独自OSを使っていて、2代目PCではTowns OSとWindows 3.1を両方使っていました(初めからインストールされている)。最初のうちは操作方法の違いでよく混乱しました。
使いたいソフトがMacに対応していない。
PCの使用用途をもう少し絞れば、この理由は意外とクリア出来るかもしれません。現にAdobe製品や各種DTMソフトなど、クロスプラットホーム(≒マルチプラットホーム。多機種対応)のものが出ています。
あと昔よく言われたのが、DTM(デスクトップ・ミュージック、音楽制作など)をWindowsマシンでやっている話をすると
え、Windows?マックじゃ無いの?
確かに昔はDTM系のソフトもMacが先を進んでいて、あげくマルチメディア=マックのイメージがありましたが、今はWindowsマシンで済んじゃいます。
マウスが1ボタンなのが嫌い(但し既に過去の話)
もはや好き嫌いの話に。
高校の時の思い出。職員室に置いてあったMacで、何か頼まれて、確か文書の打ち込みをしていました。その作業自体は問題無かったのですが、どうも気になったのが手元のマウス。なんでボタンが一個しか無いの!?一説にはスティーブ・ジョブズ氏が、たくさんボタンがあったらわからなくなるから、という理由もあるらしいです。
分かった、Linuxは
…えーと。KNOPPIXをブータブルCDで立ち上げてみた、程度なので却下です。
冗談はさておき、真面目に勧められたことがあるのですが、どう使ったもんやら。(興味はあるんですが)
OSでWindowsで熱く語ってしまいましたので、そろそろ先へ進みましょう。
理由2: 入力インターフェースとハードのスペック
キーボードを「叩きたい」!
iPod touchを買ったときのタッチディスプレイの感動は凄かったです。面白いほど直感的に操作出来る!後にiPad2を買ったとは、あーコレ確かにキーボードいらないわ!って思ったほどです。iPadやAndroidタブレットに限らず、Windows搭載のタブレットPCだって、確かに場所も取らず便利。ノートPCより薄型でどこへでも持ち運べます。
でもやっぱりキーボードは押し込んでいる感覚が欲しいです。ノートPCを使っていながら贅沢を言わせてもらえば、ノートのキーボードみたいな浅さではなく、ちゃんと深さのあるキーボードが良いですね。キーをタイプする指の力が強いせいか、ノートの浅さだと長時間タイピングで結構疲れるんです。
普段デスクワークでは、ノートPCに21.5inchの外付けディスプレイを繋いで使っているので、入力はUSBキーボードを使っています。
PC自身のスペック
技術の向上によって、最近のタブレットPCの性能向上はめざましいものがあります。しかし、CPUはもちろん、ストレージやメモリも、僕がほしいなーってレベルになると色々厳しいです。あってもお値段が…
持ち運びやコンパクトさなどの利便性は大事ですが、PCの基礎体力となるスペックは譲れません。また後でどうにかなるものではありません。
理由3: 「パソコン」そのものに愛着があるから
一番こだわりたいポイントがコレ。
感情論?確かにそうですが、機種こそ違えど「パソコン」というものを長年使っているのですから。
ここで次のリストをご覧下さい。
今までお世話になった相棒たち
FM-TOWNS 2F (富士通のタワー型PC)
FM-TOWNS Fresh・ET (一応デスクPC)
FMV-BIBLO NU16 (ここからノート)
FMV-BIBLO NE555 (某通販会社オリジナルモデル)
FMV-BIBLO NE9/1130
FMV-DESKPOWER CE50G7/H (久しぶりのデスク)
NEC Lavie LC900MG (初のNEC。ノートに戻る)
ALIENWARE M17XR4 (ここからDELL。引き続きノート)
そして2016年8月からDELLの ALIENWARE 15、で現在に至ります。
そういえば「ワープロ」ありましたね
多くの若い世代の皆さんが「名前しか聞いたことない」という「ワープロ」は、小2から中2まで家で触っていました。
SONYの7行くらいしか表示しない機種と、NECのモノクロ液晶タッチペン付き「文豪」の2機種でしたが、後者は中学のワープロクラブ(部活じゃなくて授業内特別活動)で使うため、1,2年の時毎週自宅からキャリアに載っけて引っ張っていきました。
これからも「パソコン」を
思い付くままに書いてしまったので、まとまらない内容になってしまいました。でも今回の投稿を書いてみて、愛着は大事ということに改めて気付かされました。
もちろん新しい技術やモノに興味はありますし、決して古いモノだけにこだわり続けるわけではありません。実際、お金に余裕があるならMacだってサブマシンとして持ちたいくらいです。
これからも大切な相棒を、大切に使っていきたいと思います。
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