【子どもの大人も】夏休みの思い出 ~後半~【泥んこ】

雑記
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こんにちは、木内です。

 

今日は「夏休みの思い出」の続き、後半です。

7月末にピアノ教室の生徒さん、A君と南知多半島の「ジョイフルファーム鵜の池」(美浜IC近く)に遊びに行ったお話しです。

昨日の記事をまだお読みになっていない方は、先にご覧頂くことをオススメします。

 

田んぼの様子

係のおじさんの軽トラに乗せられ、わずか30秒くらいの移動の旅が終了。

お礼をいって見送りました。

 

目の前に広がるのは、水の張られた田んぼです。昨日の記事と違うアングルでもう一枚。

なんですが… どうにも草が多いw

 

そう言えば、おじさんが「今年は草が多くてなぁ」って言ってたっけ。特に今年は猛暑が続いて草の育ちもよかったのでしょう。えらく生えています。普段は稲作に使用していないでしょうから、まさしく自然の状態のまま残っていますね。

 

この広い田んぼ、道にそって太いパイプが伸びていて、そこにT字になるようにゴムホースが5,6本くらいだったか、取り付けられています。もしかすると開業するシーズンの準備段階から流してるんでしょうか。

 

向こう正面は木陰になっていますが、撮影したこちら側も同じ感じ。日陰がちゃんとあり、休むことが出来ます。

ちなみにこの日は本当に台風の合間の日で、なおかつ割と乾燥して30度行くか、くらいの絶好の田んぼ日和でした。

いざ「入田」!

「それじゃ、好きなだけ遊んでな」と言ってくれましたので…

 

旅の道中の計画は立ててましたが、肝心な遊び内容がノープランなことに気がつきました。

さて、どうしよう?

 

とりあえず田んぼに入らないことには始まりません。

恐る恐る入るA君。2人しかいませんが、先発隊で送りました。

(後ろ姿ですが、許可を戴いてあります)

 

ブシューと音を立てながら進んでいきます。

まるで極浅い池と思うくらい水の透明度が高かったので、逆に泥が固いんじゃないかなんて勝手に思ってましたが、そうでもなかった。歩くたびに水とコケっぽい緑と泥がどんどん混ざっていきます。

 

ビーチボールへ空気を入れながら感想を聞いてみると「うーん、気持ち悪い」との反応。学校の田植え学習で田んぼは2回目のようですが、そりゃ簡単には慣れないよね。

僕も後へ続きました。お互い一応靴下は履いていましたが、それでも足全体に泥のぬるっとした感触が伝わってきます。これからここで遊ぶのかと思うと、ちょっとドキドキ。

泥んこバレー?

ジョイフルファーム鵜の池では、過去には実際田んぼバレーも行われていたようです。

 

二人じゃ試合になりませんので、とりあえずラリーをしてみることに。

最初はかなり近づいてやってみましたが、これが面白いほど思った方向に飛びません。

1往復が限界という状況、そしておかしな方向に飛ばすのは大半僕です。

 

少し離れてやってみると、少し左右にブレても取りに行く余裕があります。距離感をつかんできたら、前より続くようになりました。

 

が、届きそう!と思っても足下が言うことを聞いてくれません。

一歩踏み出せれば良いのですが、思ったタイミングで足が抜けない!焦る!

尻もちをついてお尻は泥だらけ、シャツもまだら模様です。

 

巨大な紐付きカゴ

思いのほか体力を使ったので、ちょっと木陰でおやすみ。飲み物の補充も忘れません。

ついでにホースから出ている水で身体を冷やしました。これが気持ちいい!

 

さて、田んぼの端に置いてあるカゴ。これが行ったときの唯一の備品だったので、使わせてもらうことにしました。僕でもスッポリ入れるような、割と深い直方体のカゴに、ロープが付いています。子どもなら水ためれば洗えるんじゃ無いかというくらいのサイズ、ちなみに道ばたにも置かれていてそっちはロープがなく、前日までの雨が溜まって本当に洗い場のようになっていました(中の泥が溶けてて泥水ですが)。

よく田んぼのイベントで行われるそりレースみたいに、勢いよく引っ張れるんじゃないかと。この引っ張り役を一度やってみたかったのです。

 

田んぼにカゴを下ろそうとすると、想像より重い!?

早速A君を乗せ、いざ引っ張……れ…? ちょ、ま、泥に引っかかって進まないw

颯爽と進むどころか、重い荷物を何とか動かしているようです。あ、A君が重いわけじゃありません。あげく10m進むのに、引っ張ったり後ろから押したりしてました。

 

息を切らしていると「引っ張ってみたい!」とA君。乗ってというので交代しましたが、ピクリとも動きません。そりゃそうだ。

ここでまた小休止です。とにかくこまめに休憩を挟むことが大事。

 

田んぼの中は進まない!

ホースの水で身体を冷やして水分補給。

遊んでいたスペースの、割と奥の方でカゴは置いてきぼりにしてあります。

あれ、何か使えないかなーと考えていたところ、ひらめきました

 

「ここからあのカゴまで、どっちが早く泳げるか競争しよう!」

カゴまでの距離、15mくらいはありそうです。

「やろうやろう」A君も乗り気です。

 

まあ泳ぐと言っても田んぼです。泥は深くても水深は浅いので、「身体を大きく浮かせないこと」だけをルールにしました。

 

二人で田んぼの縁へスタンバイ。そのまま腹ばいになりました。今度こそ、身体じゅうに泥がしみこんできます。

 

「よーい、ドン!」

かけ声と共にスタート!

 

…この提案が地獄だったことに、この時気がつきました。

 

全っ然進まない!!

手で泥をかき分け、バタ足と言うより泥を蹴る形で前に進みますが、僕が半分行く頃にA君はカゴのところまで到達してしまいました。と、

「ここで折り返そう!」

 

マジッすか!

 

どんどん進んでしまうので、ちょっとルールに変化を付けてやろうと「手だけ使おう」「足だけ使おう」と叫びながら泳ぎましたが、余計バテる。

ちょっと悔しかったので、顔に泥が飛ぼうがどうしようがひたすらに進みます。

そういや彼、水泳得意だったっけ…  (僕は平泳ぎがなかなか前へ進まないタイプです)

気付けばA君は2週目突入! どこまでやるのw

 

あ、うつ伏せがダメなんだ!(言い訳)

 

思い切って背泳ぎに切り替えました。もうどう汚れようが関係ありません。

ほとんど足で蹴っ飛ばしてる感じですが、うつ伏せに比べて接地面が少し少ないのかどうなのか、これが面白いほど進みます!

 

A君に叫んで教えると、「これもいいよ!」と叫び返してきました。

ん、何だろうと起き上がって彼を見ると、まるで草地で坂を転がるように身体の縦を軸にして回転してました。

おー、それ良いね!もはや泳いでませんw

 

僕も当初の4倍にあたる2往復をようやくゴール。二人とも当然のように全身泥まみれ。

ヌルヌルした感じにも慣れてきました。

 

新事実

今度はA君が遊びを考えます。

田んぼは乾いて固い状態のところもあって、何気なくそこを踏んだ彼。空いた穴に水が入ってこないことに気がつき、周りを固めて小さなダムをつくり始めました。

完成したらすぐ横にも同じようなのを作り始め、片方から繋げるように穴を掘り始める…え、トンネル繋げるつもりなの!?

完成間近になって崩れてしまい、諦めて他の場所へ。そこでも終盤でアウト。でも諦めず3度目の正直で見事成功しました。なんか僕までうれしかったです。

 

田んぼは条件が揃えば砂場のトンネルみたいなことが可能という、衝撃の新事実を知った瞬間でした…(と、大げさに書きたくなるくらい本当にビックリした)

 

田んぼの泥の中でトンネルを作るという普通考えられない偉業を成し遂げたA君。諦めない気持ちももちろんだけど、まずはその発想を褒めたい。

 

彼が頑張っている横で僕もアドバイスしたり応援したり…ついでに、泥をこねては彼の背中に乗っけてました。

 

あとは気の向くままに戯れる

今度は僕の提案で相撲をとることにしました。

そういや相撲遊びってやった記憶がないんだけど…そして彼も未経験。

とりあえずハッケヨイ、のこった!

相撲と言うよりはほとんどプロレスです。

さすがにチカラでは負けないだろうと、取っ組み合って投げ飛ばしてあげようとく気合いを入れる。

その瞬間彼に一歩引かれました。滑った僕は見事前から倒れて負けました。最後まで何やってんの、自分。

 

何度かからだ中に泥を浴びているわけですが、こまめに身体を水で流していたため、特に顔から上は汚れていません。

となれば最後にやることは、アレですね。

「泥んこの中に顔を入れてみよう」

ゴーグルをしっかり装着し、A君が腹ばいになって先行スタンバイ。

そうそう、ここの田んぼ、場所や深さによって茶色やグレーと、色が違うんです。また場所によってにおいがまったく無かったり、すこし肥料っぽい(?)においがしたり。

そういや遊び始めてすぐに彼が「くさい」って言ってましたが、遊んで慣れてきちゃったので、その時は特に気にしてませんでした。

さて、覚悟を決めたA君。僕がカウント、3..2..1..バシャッ!

わりと水の多いところに入りましたが、数秒後に見事に泥んこの顔が出来上がり。

鏡で見せてあげたいくらいでしたが無いので、僕もまねして顔を泥だらけに。お互い大笑いです。

今度は場所を少しだけ変え、もう一度彼の番。

3..2..1..バシャッ!

 

今度は数秒黙ったまま…と思ったらあわてて顔を上げ

 

「くっさい!!」

 

あー…そういうとこあるの忘れてた。

僕もその近くでやってみることに。でも泥が厚くゴーグルがジャマなので思い切って外してみました。

勢い付けたら頭の前から半分以上埋まりました…

うえ、なんだろ、この感触。

そして顔をあげて、鼻と口周りから泥を落とした瞬間でした。なるほど、こりゃ臭いや。

 

楽しい時間も終わり…

まあここまで来ちゃえば、いくら汚れようが怖いものナシです。

また田んぼに飛び込んだり、お互いの頭に塗り合ったりで、今度こそ全身「泥人形」!

僕はほんの1,2分でしたが、そのまま仰向けにひっくり返って空を眺めてました。

 

これ本気でオススメ!日ごろのストレスを完全に忘れることが出来ます。

むしろこれくらいしないと発散出来ないかも知れません。

 

ホースの水でおおかた汚れを落とし、温水シャワー室でお互い身体を洗い合いました。

きれいさっぱり!

受付の方にお礼を言って、ファームを後にしました。あのおじさんに会えなかったのがちょっと心残りです。

 

心身を解放してくれる泥んこ遊び

僕自身、子どもの頃に汚して遊んでくるという経験が少なかったのですが、子どもの頃のこういう経験って大事なんじゃないかなーって、身をもって今回経験しました。

あとこの泥んこ遊び、一線を越すと「汚い」とか「汚れる」って感覚が消えちゃうのが不思議で、嫌いでなければですが、大人関係なく楽しめると思います!

 

そうそう、今回のジョイフルファーム鵜の池の泥んこプール。平日ということもあったかもしれませんが、途中3,4歳の女の子をつれた親子連れが20分くらいきただけで、僕たちの貸し切り状態でした。

500円(小児300円)で11-15時の営業時間帯に遊びたい放題、温水シャワー施設つきというのはなかなか貴重な条件かと思いますので、遊んでみたい方は一度行ってみることをオススメします!

 

今回の最大の心残りは、スマフォは高温でカメラは不調で…と、写真がこの掲載した分しか取れなかったこと。

そのリベンジも含めて、是非また二人で行きたいと思っていますが、中学生になっちゃったら誘いに乗ってくれるのかな?(笑)

 

 

最後に夕食で食べた、駒ヶ岳SAのカツ丼でお別れです!

 

それでは、また次回!

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