こんばんは、木内です。
ここ3年くらい、「一人でひたすらドライブをする旅」にハマっています。8月、11月の基本平日と、年に2回くらいのペースです。
この旅の基本ルールは次の通り。
- 必ず日帰り (南知多ですら日帰りにした)
- 高速道路は使わない前提条件 (下道・山道を楽しむ。有料道路は可)
- なるべく長く運転する (ドライブがメインのため)
- でも出来れば美味しいものは食べる
- 長野県外へ出られればラッキー
- 往路復路を完全同一のルートにしない (可能ならば)
こんなところです。今年の8月は南知多半島まで小学生の男の子と泥んこ遊び(記事は こちら と こちら)に行ってきましたので、これを特別に置き換え。というわけでこの11月は例年通りの一人旅を決行。目的地もとい、一番遠い到着ポイントを決めなくてはいけません。
さて、何度かこのドライブを楽しんできたわけですが、実は目的地が割と限られます。過去にやったのは二つ。太字は一番遠い目的地です。
- 上田~中条~大町~糸魚川~上越~妙高~黒姫~長野~上田
- 上田~塩尻~木祖村(道の駅「きそむら道の駅」)~権兵衛峠~伊那~辰野~女神湖~立科~上田
ようは上田から見て北ルートか南ルートかなんですが、これでも充分遠いです。
上田は東信地域というだけあって、東はじきに群馬県ですね。真田を抜けて菅平口で右へ分岐すれば嬬恋、万座。
西は松本が限界かと思いきや、岐阜へ抜けるルートがあることを忘れてました。岐阜県に入るとまずたどり着くのは高山市なので、今回はそこまで行ってみることに決定です。
それでは写真とともに、ドライブの様子をご覧下さい。
めざすは「かみいち駐車場」
とりあえず高山市=高山駅ということで駅をを目的地にしようと思いましたが、車を停めるところがなければ意味がありません。
わりと近くで広めの駐車場を探すと「かみいち駐車場」がありました。飛騨高山の商家町の直ぐ横のため、観光にはもってこい。ナビで自宅から中継地を指定せず検索してみると、平井寺・三才山・松本トンネルを抜けて奈良井川・梓川を飛び越えて波田、そのままひたすら西へ向かい安房峠道路を越えていきます。
3時間ちょいで距離が約125km。なんだ思ったより近いじゃん… と思ってしまったのは今までのドライブで慣れてしまったせいでしょう。もちろん高速無しの125kmです。
出発が9時過ぎといつもより2時間くらい遅かったのですが、コンビニ寄りながら13時台に付けばお昼がちょうど良いかな。
上田はすっ飛ばし、まずは松本市 洞(ほら)のセブンイレブン
松本・塩尻方面に行くときには、大体定番で寄るところ。駐車場から写した写真は三才山方面です。
波田町は野麦街道の山道に入る手前、この先コンビニないだろうと予測して寄ったセブン… の向かいにあった直売所。波田の特産であるスイカののぼりもありました。左奥に見える人の顔の装飾(?)を施したオブジェは看板のようです。
もう少し手前の波田文化センターまでは、コンクールの審査で来たこともあります。
野麦街道をしばらく登ると中部縦貫道(安房峠道路)に入ります。トンネルを抜けると見えてくる平湯料金所。平湯温泉やスキー場などがあります。ゲートを通過してから向こうが松本側です。
写真をよく見ると分かりますが、平湯料金所はなんとETCが使えます。同じトンネル道路でも、僕が普段使っている平井寺トンネル(つい最近無料化)や三才山トンネル、新和田トンネルは「ETCカードは使用出来ません」です。高速道路(か、それに準ずる自動車専用道路)でもあるまいし、まさか使えると思わずにゲートに近づくこと1km手前くらい、ETCを使う人向けに「ETC確認」の看板が出てきたときにラッキー!って思ったんですが…
珍しく、カードを抜いた状態でした。仕方なく一般ゲートで料金を払ってから今一度機械に目を向けると、ETCカードを入れるところがありました。気付かなかった… これ料金いくら違ったんだろ。
気を取り直して天井付き駐車スペースのあるトイレ。上の写真と同じ位置ですが、反対を向くとこちらの写真。停めてはあかん駐車場ではありません。あかんだな駐車場です。(「あかんだな山」という山の名前らしいです。調べて初めて知りました)
ここは間違えずに左へ行きましょう。ちなみにトイレに寄ってしまうと、道路は高山方面にしか行かれない雰囲気がありますが、合流地点は(平湯方面に行く)右折は、標識上は特に禁止とはなっていないようです。いずれにしても気をつけて合流しましょう。
高山市に入りましたので、コンビニに停めて一休み。郊外にも天然温泉付きホテルがある模様。
2キロ半ほどで目標の「かみいち駐車場」に到着。平日と言うことで駐車場は空いてました。こちらは第1駐車場で混雑時には、通りの向かいに第2駐車場があります。
それにしても20分100円は安いなぁ。多分都心からしたらトンデモナイ値段かも?今回は400円で済んでしまいました。
散策は適当に、お昼は確実に
偶然ですが、前回投稿の松代寺町に続いて今回も商家のまちを訪れることとなりました。
このあたりの町並みは「国選定重要伝統的建造物群保存地区」という、歴史ある地区だそうです。民芸雑貨から着物まであるカフェも、いわゆるリノベーションといったところでしょうか。
一瞬読めなかったのですが、タオル屋さんだそうです。
さてさて、NAVITIMEのナビゲーションを頼りに、決めていた牛骨のラーメン屋さんに到着…?
あれ、違う??
Swarm(foursquare)やGoogleMapでも情報が一致していた店舗ですが、最近変わったのでしょうか?いわゆる飛騨ラーメン(高山ラーメン?)といえば、あっさり醤油に細いちぢれ麺の、昔ながらの品そばというイメージ。せっかく高山に来たならやっぱこれかな!
醤油ラーメンをいただきました。食べたいのを我慢してあわてて撮ったので、お箸を下ろし忘れました^^;
これが絶品!あっさりしたスープですが、コクが深く極細のちぢれ麺によく合います。何杯でも行けそうなお味。お会計時に思わず「美味しかったです!」と一言出てしまいました。
雰囲気を楽しみながらお買い物
腹ごなしにぶらり町並みを散策。この建物の色と高さがとても良いですね。建物の前に水路が通っているのも特徴とか。
さすがの観光名所、あまりに大混雑だったので、人を避けたら写真がこんな画角しか撮れませんでした。まあ僕も周りで撮ってる写真に普通に写っているでしょうし、こっちは別に気にしないんですが。
飛騨高山喫茶…舎?かな? こんな長い暖簾(のれん)は初めて見ました。
そういえばお土産どうしよう。というわけで目に留まったのが、「高山うさぎ舎」。うさぎをモチーフにした様々な雑貨や布製品など、見てるだけでも楽しい店内。
3人でウサギの箸置き…というのも考えたのですが、熟考した末、母に缶バッジサイズくらいの小さい手鏡を買いました。
「高山卯ぼぼ」…しまった、解説読み忘れた(+撮り忘れた)
写真右下にあるデザインのウサギ、この凄く小さいガラス製のがお土産にありました。
十字路の角には人力車。実は乗ったことないんですよねぇ(いや、ある人のほうが珍しいか)
さて、父には日本酒かなと通りを歩いていたら、店内にお酒の陳列が見えたのでフラッと立ち寄り。ここで買った商品は記事の最後あたりで。
うさぎのお店よりはテンポ良く買い物を済ませ、帰りかけたところで香ってきたみたらし団子のイイにおい。お店の角が通りに面したカウンターになっており、おばあさんがみたらしお団子を売っていました。これはいただかねば!
直ぐ横のベンチに座ってお団子を頬張ります。醤油が香ばしくて美味い!もう一本買えば良かった^^;
余談ですがこの写真撮るの、メチャクチャ苦労しました(笑)
ところで車通りの多い商店街のほうは?
高山市ホームページによると、先ほどの保存地区は「古い町並み」というところで、城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三筋の町並みをあわせてそう呼んでいるそうです。
1,2分も歩けばこちら、高山市の中心商店街。
「町」に対してこちらは「街」といったところでしょうか。アーケードの上、歩けそうなんだけどなー、そういう仕様にはなっていないんだろうか。
現地では「古い町並口」というバス停の意味が分からなかったのですが、上記のことを調べて納得。
「確かに古い町並みだけど、あまりにそのまんまな(バス停の)ネーミングだなぁ」とか勝手に思っていました。
「上町」でもわかれているのかな。こちらは「上二之町(かみにのまち)町並保存地区」。
昭和54年とは僕の誕生年じゃないか(と記事に写真を貼り付けて気がつく)。
古い薬屋さん。建物に加えて色あせたポスターが良い雰囲気を出しています。
かと思えば、セブンも町のカラーに合わせて収まる。軽井沢も何か変わったカラーリングだったよな。
長野県には「八十二銀行」という地銀があります。そのせいか「十六銀行」という数字の銀行をみると、何か親近感を覚えますね。
この手のロゴというか看板も見かけなくなったなぁ。地方のさらに郊外にある錆び付いた看板ではなく、街中にガッツリあるのはまたポイント高し。
UCCの看板も久しぶりに見た。
アーケード部分にあった案内看板。屋台会館なるものも。
歩きすぎてここドコだっけ?
そんなときでも…
「安川」の交差点に戻ってくれば大丈夫!ここの横道を入っていくと、かみいち駐車場に戻れます。
むしろ、はじめ車でこの交差点を入ってきたんですが、たった1時間半歩いたくらいでその時とずいぶん景色が変わりました。もう馴染んだのかも?
といってるといつまでもいそうなので、そろそろ出発です。
家に着くまでが遠足(ドライブ)です
さて、このまま安房峠道路経由で松本へ出て…
では同じルートになってしまいます。いや、今回はさすがにそうしようと思ったのですが、そのルートへ繋がる道にバスがわんさか通っていたので、コンビニに車を止めてコーヒーを買いながら、思案。急きょ進路変更です!
高山市街地を出てからじきに国道361号へ分岐。
これで分かった方はすごいかも。
そう、「木曽街道」です。
つまり木曽福島まで出てしまおう!というルートです。
ちょっと地図まではありませんが、今までほぼ西から東へまっすぐ来たのを、今度は一気に南下します。これにより自宅までの距離は190kmくらいに膨れ上がりました。
夕飯までに帰れるのかね?
そんなことより紅葉きれい。
天気が悪いところにiPhoneでHDR撮影したら、遠景が油絵っぽくなってしまいました。
何と木曽にでるまでに80kmもあります。
しまった、さすがに遠い(笑)
そしてここまで来たら引き返せません。それこそ長野県に戻る前に日が暮れてしまいます。
HDRで明るいですが、これかなり日が暮れてますからね。
(まさかのタイミングでトイレあって良かった…。そう言いながらやっぱ缶コーヒーを買う)
これ、どこかというと開田高原です。この季節の天気予報で「開田高原」=「寒い」というイメージが。
初・開田高原が観光に来るんじゃなくて、まさかのとおり道利用になるとは。
無事木曽に到着。あとは一路、上田まで!
木曽福島(木曽駒高原入り口付近)に着いたときにはすでに真っ暗です。それでも上田まで100kmくらい。
この後はひたすら運転に集中。19:30ジャストに自宅に着き、まさにドライブをしっかり楽しめた1日でした。
おまけ: おみやげの日本酒とおせんべい
実はお酒は弱い上に詳しくないんです。日本酒も味は好きなのですがおちょこ一杯で酔っ払う人なので…。辛口とか色々ありましたが、一種類だけあったレアっぽいのをチョイス。川尻酒造場の熟成古酒という珍しい(?)お酒を買いました。そしてお酒の名前が読めない罠。
小ぶりな瓶ですが、これもなかなか評判でした。
一緒に買った「とちの実せんべい」、ちょっとあまく香ばしくて美味しいです。
手鏡も喜んでもらえました(*^▽^*)
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