こんばんは。木内です。
皆さんはPCを買うときに、重要視することは何ですか?
価格はもちろん、デザイン、性能… ノートパソコンならコンパクトさも大事、という場合がありますね。
価格やデザインは見れば分かりますが、性能に関しては、自分が欲しいというものかどうかを判断するにはある程度の知識が必要になります。
CPU、ハードディスク、メモリを基本としたハードウェア構成は、お金に糸目をつけなければ品物選びに困らないかもしれません。でも場合によっては、「追加で○○を買わないとやりたいことが出来ない」とか、「そもそも追加することが出来ないハードだった(つまりどうしようももない)」など目的を達成するのが困難な場合が出てきます。
今日は名前は「よく聞くんだけど、実はイマイチ意味が分からない」というハードウェアのパーツ用語について、少しお話ししたいと思います。
CPU
CPU(Central Processing Unit)、日本語はそんまんま翻訳で「中央処理装置」。いわゆる頭脳にあたる部分です。PCのありとあらゆる計算や制御の処理を行います(例外として一部の特別計算は、別の装置も行うことがあります。後述)
CPUといえば…「○○GHz」や「動作周波数」「クロック周波数」というキーワードを、店頭のPOPやカタログなどで目にしたことがあると思います。
このあたりがCPUの処理速度、すなわち性能の善し悪しに絡んでくるのですが、いくら「PCの動きが遅い(重い)!」ということがあるとはいえ、CPUは基本的に超高速で動作しています。
速いにこしたことはないのですが、PCには様々な基盤や機械が搭載されています。CPUがいくら短時間にたくさん処理ができるとしても、それぞれの処理のタイミングを合わせないことには、正確な動きが出来ません。
そこでCPUには「水晶発振器(クロック発信器、とも)」という装置があります。これが音楽でいうところのメトロノームの役割を果たし、様々な機器と同調することによって、どんなに速くてもちゃんと動くのです。
そしてそのメトロノームの速さを表すのが、先ほど出てきた「動作周波数」や「クロック周波数」なのです。1秒間に何かメトロノームが動くのか。これが速ければ速いほど、1秒間でたくさんの処理をします。単位はHz(ヘルツ)なので、3GHzなんて言ったら30億回になってしまいます。実際の仕様は倍数処理などされてもっと複雑らしいのですが…
さて、段々書きながら首をかしげてしまいました。まとめると、この数字が高ければ高いほど、CPUに関しては性能が良いのです…
と言いたいところですが、CPUの製品によっては処理の装置のようなのもが複数搭載されていて、頑張って1個で3Ghzというよりも4つで2.7GHzのほうが性能が良い、と、突き詰めると結構面倒なパーツなんですよね。
これ以上は専門ページ作らないと無理っぽいです。説明しきれなくてゴメンナサイ。
あ、形状は大体正方形です。
メモリ (RAM)
改めて書くと、メモリ or メモリーで悩みますが今回は、メモリで統一しましょう。
メモリときいて何を思い浮かべますか?USBメモリ?
スティック状のそれも確かにメモリなのですが、今回はそのことではありません。
単にメモリと言われたら、それはメインメモリの事を指します。RAM(ラム)とも言います。
電源が入って何らかの動作をしているPCが、そのあいだに一時的に記憶しておける、記憶装置のことです。
RAMというのはRandom Access Memory(ランダムアクセスメモリ)の略で、ざっくり言えば自由に書き込める(読み込める)メモリのことです。
ちなみに同じ記憶装置でも、製造過程で書き込まれた内容が、ユーザーの手で変更が出来ない(=されては困る)読み込み専用メモリのことを、Read Only Memory(リードオンリーメモリ)でROM(ロム)と言います。ファミコンののROMカセットや、PCソフトのCD-ROMがそれにあたります。
単位は ○○Byte(バイト)。4GBとか8GBとか。
4ギガバイト……?そうスマホでも聞きますよね。あれです。
記憶装置なので、「スマフォの容量どのくらい?」とかあれと単位は一緒です。もちろん写真や音楽データ等を保存するUSBメモリスティックや、以前も記事に取り上げたハードディスクも同じ。
基盤の形状は割と細長い長方形。特にノートPCの内蔵ハードウェアとしては、ユーザーが手入れを出来る(増設出来る)数少ないパーツですが… これがまた取り付け外しするときに、ベキッと逝きそうで怖いんですよね。小6の時に初めて取り付けましたが、折ったことだけはありませんでした(笑)
バイト?メガ?…あ、ギガは知ってる!
ギガは…そうですね、携帯通信会社のCMで色々聞きますから、ご存じの方も多いと思います。
でも意味は分かりますか?
良い機会なので整理しましょう。
1バイト?
まずその前に1バイト(Byte)が具体的にどのくらいか説明すると…
半角文字1文字分です。
いま、真上に書いた赤字のイチが1バイトです。ひらがなや漢字は全角で2バイトになります。このあたりを正確に説明するには、1バイトは8ビットで…とかいう話になってしまうので、割愛。
メガ、ギガ…あ、その前にキロを忘れないでね
1マスを全て全角で2バイトで計算すれば、原稿用紙1枚全て埋めれば、400×2で 800バイトになります。
では原稿用紙100枚分は何バイトでしょう?
そう、80,000バイトですね。では1万枚分は??
このまま増えたらゼロがいくつあっても足りません。
そこでキロ、メガ、ギガの登場です。
キロバイト(KB)→メガバイト(MB)→ギガ(GB)→テラバイト(TB) (この先はペタ、など)
どんどん1,000倍していく…と思いきやコンピュータの場合はちょっと特殊で、基本的に1024倍にします。
1ギガバイト (1GB) をベースに、それ以下の単位を計算してみましょう。
1GB = 1,024MB = 1,048,576KB = 1,073,741,824B
1GBをさっきの条件の原稿用紙で何枚になるかというと…
1,073,741,824 / 800 = 1342177.28
およそ134万2千枚 !!
スゴイですね……
でもスマフォでそこそこ良い画質の写真を撮れば、1枚数メガです。さらにフルハイビジョン動画とか撮影した日には、数分でギガクラスです。Oh… それだけデータが濃いんです。
最後に豆知識でお別れしましょう。
世に出回る普通の音楽CDで、1秒間記録するに必要な容量は176.4KB。
それでは、また次回!
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