こんばんは、木内です。
10月に入りました。今年は例年以上に1年の経過が速いような気がします。毎年、時期によって恒例の行事があると「ああ、もうこの季節か」って感じますよね。
「秋の夜長に読書」とはよく言われますが、最近はもっぱら動画鑑賞なども選択肢に入るかも知れません。
僕がインターネットを始めた頃は光回線は始まったばかり、ADSLが世間一般に流行り始めたところでしょうか。もっぱら、昔ながらのダイアルアップ(ネットを使うときに電話をかける方式)を使っていました。当然Wi-Fiは無く、PCと機器の接続も有線です。
いまはネットに繋ぐのにWi-Fiを繋ぐ…というより、むしろ(設定されていれば)電波県内にはいるだけで勝手に繋がる感じですよね。いわゆる常時接続というものなので、PCにしてもスマフォにしても、またゲーム機にしても、電源が入っていれば何かしらの通信をしていることが多いです。
そのため、ネットを使っているといつの間にか遅くなる…という現象はよくあります。
Facebookをスクロールしたら、先にテキストだけ読みこまれて画像がなかなか出てこなかったり、YouTubeは10秒ごとに再生が途切れたり、様々な現象が起こります。
繋がらない、遅い原因
一口に「インターネットが遅い、もしくは繋がらない」といっても、その原因はとてもたくさんあるのですが、一例を挙げてみましょう。
- アクセス先のサーバーが一時的に混んでいる(TV番組で特集されたお店のウェブサイトに急にアクセスが集中してしまった=電話が繋がらないのと同じ状態)
- 契約しているプロバイダー(インターネット接続サービス)の回線が、混雑やトラブルで混んでいる(自宅の光通信でダメなとき、スマフォで自宅のWiFiを使わないでアクセスしたら問題なかった、など)
- モデム(ネット接続機器)やブロードバンドルーター(分配器)、リピーター(中継器)など、設置してある機器の調子が悪い(非常によくある話)。
- スマフォ・PCのネットの設定がおかしくなった(よほどいじらないと、ほとんど起こりません。それかマシンの調子が悪いか)
オレンジの二つは、自分ではどうしようもありません。プロバイダー絡みはあまりに調子が悪いときに確認をお願い出来ることもあるようですが、基本的に改善されるのを待ちましょう。
一方、緑の二つは手元の機械のことなので、改善出来る場合があります。
解決には原因を探るべし
と、書いてしまいましたが… 思い当たる節を片っ端から試してもダメなのがネット周り。
また機器(通信機器・PCの両方)に関しては、設定についてある程度の知識が無いままいじってしまうと、かえって悪化することがあります。
またWi-Fiの場合は、使う電波のタイプによって電波干渉や混線など、環境に起因することが非常に多いです。電子レンジなどは良い例ですが、一般家庭ならば四六時中電子レンジを使うわけではないと思うので、一時的な電波の不安定さなら、原因の一つに考えられるかもしれません。
また設置の場所から考えたとき、例えば厚いコンクリートの壁に阻まれ、単に電波が通りにくい…なども考えられます。この場合は設置場所をちょっと動かしただけでも改善する場合がありますが、建物の構造や素材によってさまざまなので、そこら中置いて、調子が良さそうなところを試してみることをオススメします(実体験)。電波強度を数値化出来るアプリやソフトがあれば、なお良いですね。
とりあえず電源入れ直す
「調子が悪かったら電源を入れ直す」は、僕もよくアドバイスに使う話ですが、今回お話しする対応方法では、比較的に理にかなっている部分もあります。
通信機器(ルーターなど)と端末機器(PC・スマフォ)に分けて考えましょう。
まず通信機器ですが、ルーターやリピーターは、よく原因が分からず極端に遅くなったり、アクセスが出来なくなったら、一度電源を抜くことをオススメします。出来れば数分から10分くらい待てば良いでしょうか。僕は我慢出来ずに2,3分で入れ直してしまいますが、これでも良くなる…というかいつもの調子に戻ることがあります。
その時の注意点としては、自分を含めて使用者がいないことを必ず確認して下さい。当たり前ですが、家族で使っていて自分が遅いからといって、むやみに引っこ抜かないようにしましょう。
ちなみにこの方法、効果はあるのですが、半分おまじない成分を含んでいます。
なので入れ直しても改善しない場合は、他に原因が考えられるということ。治らないからと言って短時間で何度も何度も入れ直すのは止めた方が良さそうです。(これで改善した試し無し)
端末機器に関しても「電源入れ直し」は同じ事なのですが、今日の本題に絡んでくるので、次の項目に進めましょう。
DNS?
インターネットの接続設定を自力で行った経験のある方は、どこかでDNSという言葉を目にしたことがあるかも知れません。
DNSというのは ドメイン・ネーム・サーバー (Domain Name Server) の略で、インターネットでドコドコへ繋ぐという時に、非常に重要な役割を果たしてくれます。
インターネット上に繋がっている様々な機器、例えばGoogleのサーバーから、自分が使っている自宅のモデムまで、それぞれにはIPアドレスという4つに区切られた数字が割り当てられています。いわゆるネット上での住所にあたるわけです。
ただこの住所、基本[数字]か[数字とAからFのアルファベット]の組み合わせですので、URLにいちいち入れようとしていたのでは、覚えるのも大変です。
また自分が引っ越しをするのと同じように、様々な事情で住所(IPアドレス)が変わる場合もあります。なので正しく打ち込んだのに表示されない…という事態になりかねません。
とにかく覚えやすくするために、ホスト名という住所表記があります。
このブログで言えば、 taichou55.com がホスト名です。
普通、URLはこういうのを打ち込みます。GoogleやYahooで検索して出てくるリンク先も、https://www.ナンチャラ.com のようなホスト名です。
このホスト名とIPアドレスを関連付けてくれるのが、DNSの役割。
例えば僕がレンタルで借りているブログのサーバーとそのIPアドレスが 123.123.123.123 という数字だったとして(※実際にこんなことはありません)、taichou55.com は 上記のIPアドレスですよ、と登録しておくわけです。
そうすると、検索で 【たいちょーの Feel It !】が出てきたとき、URLは taichou55.com 。それをクリックすると、自動的に上記のアドレスにアクセスしに言ってくれるわけです。
すごくザックリまとめれば、インターネットの世界用の住所録、もしくは電話番号帳みたいなものです。本当のハローページと違うのは、実際にそのデータ自体を閲覧すること(する必要)はないということ。
DNSキャッシュは時々消してあげると良い?
キャッシュというと、見たページの内容や画像がディスクに保存しておいて、同じデーターならネットに読みに行かずにディスクから読み込んで、表示させる。がありますが、これはブラウザのキャッシュです。
DNSですが、ネットアクセスのたびに、その管理先であるDNSサーバーにいちいちアクセスしにいってたのでは、回線と時間の無駄です。
そのため、近々にアクセスしに行った場所を一時的に端末内に記録してくれます。これがDNSキャッシュ。
便利なんですが、DNSサーバーは世界中に段階的にごまんとあるので、繋ぐネットワークで、読みに行くサーバー、つまり電話帳が変わる場合あります。通常は自宅でも会社でも公共のWi-Fiでも、そのプロバイダー先のモノです。 (8.8.4.4とかで統一していなければ)
なのでその電話帳がこんがらがると、回線状況が良くても、電波が良くても、肝心なアクセス先を探すのに時間がかかってしまいます。
これがインターネットが遅い原因の一つ、あくまで一つです。
そこで電源の入れ直しが登場します。どうやらiPhoneとAndroidは電源入れ直しでクリアされるらしいのですが、WindowsやMacなどPCの場合は、ひと手順必要な模様。
次回の記事で、その方法についてご紹介しようと思います!
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