DAP公演「SMOKE」終演いたしました!【信毎メディアガーデン】

音楽
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こんにちは、木内です。

暑い暑いと言っていた季節もようやく過ぎたと思ったら、日本上空には冬の空気が迫ってきている、今日この頃です。標高が高い一部の地域では、降雪の可能性が…なんてことを天気予報は告げるくらいですね。

 

一気に寒くなって来ましたが、そうは言ってもカレンダーは10月中頃。

そう、ちょうど「芸術の秋」なのです。

 

先月下旬にこちらの記事で、とある公演の告知をいたしました。

 

先日の10/13(日)、Dance Art Pro 主催の「SMOKE」という舞台に出演させていただきましたが、演者側としてもやること観るものがとても新鮮でした。

 

今日は、この公演の様子や、準備段階の舞台裏などについて書きたいと思います。

 

準備の前日は午後入りで

前日12日(金)、ヴァイオリニストの母に15時前に会場入り。「信毎メディアガーデン」は松本市街地、松本城にほど近いところにあります。

 

1階のエントランスを入るとすぐ横には、「丸山珈琲」があります。

 

 

今回のは会場は扉があるわけでは無く、大きいカーテンで仕切られていました。

大型スタジオみたいな感じですね。

これは会場奥のほうから撮った写真で、右手前に大型スクリーンやピアノ、ランウェイがステージ中央に組まれ、客席は4つのシマに分かれています。

会場中央の両側にはそれぞれ小さめ(といっても近くによると大きいのですが)のキャンパス、スクリーンの対面には大型のキャンパスがあります。

 

グランドピアノはヤマハのS6。この4月下旬に信毎メディアガーデンが開館すると同時に納入されたため、まだまだ新品のピアノです。

新しいピアノって滅多に触る機会がないので、時間の許す限りたくさん弾かせていただきました。若いピアノって、本当に素直なんですよね。

 

会場横の扉を抜けるといわゆる楽屋通路があり、ミーティングルームなどがあります。

画家のTomoyaartsさん(鶴田智也さん)とご一緒の控室を用意して下さっていました。

そうそう、ここの建物って、部屋など各施設を説明するイラストの工夫が面白いんですよね。最初トイレに入ったときは様々なイラストが目立ちすぎて少し焦りましたが、もちろん文字もありますので間違える心配は無さそうです。

 

プロジェクターのテスト中。ちょうど僕のプロフィールが映っていました。

公演中、スクリーンには様々な映像が映し出されます。開演15分前が開場時間だったのですが、実はこの最中もBGMや映像(キャストや上映中の注意事項)の投影があり、時間がしっかり決められていたようです。宣伝こそありませんが、映画館の本編上映前みたいです。

 

この後、ピアノやヴァイオリンの音出し、曲や演出のタイミングや場合わせなど、綿密なミーティングを行いました。

当日リハと、2部公演の本番

14時の開演に向け、当日は9時入りでした。軽くウォームアップをしてからリハーサル。

コンテンポラリーダンスのステージにピアノで共演するのは、過去2回の経験があるので想像は付いていたのですが、今回何が違うって、ライブペインティングが入ることです。

 

前日確認した流れに従って、通しリハーサルです。

キャンパスにも実際画を描いていきます。これはリハでは無く前日のテスト時の画だったかもしれませんが…

ダンサーお二人が曲中に踊りながらここへ来て、キャンパスに向かってポーズをとります。その身体の輪郭を描いた線が、上の輪郭線の部分。

さて、この画が公演を通してどのように変化していくのでしょうか。

 

一方、小さいキャンパスの方は、1曲6分半くらいの間に2つペインティングされていました。

全部が生演奏では無く、音源使用の時も多かったため、席に着きながらもついつい見入ってしまいます。

 

と、約70分のプログラムも終盤に近づくと…

目の前で繰り広げられる風景に、ただただビックリしています。

 

ダンスとライブペインティングと音楽の融合

 

言葉では流れが説明しにくいので、戴いた進行表をごらんください。

グレーがダンス、緑がペインティング、黄色が生演奏(但し2と20曲目をのぞく)です。
生演奏以外は常に音源による音楽が流れています。

実際はこんな流れで進んでいきました。生演奏とペインティングの時には、必ずダンスが入っています。後はペインティングだけの時もあれば、ダンスだけのシーンも。

特定のパフォーマンスに注目を集めるシーンから、ダンスとペインティングなど、お客さんの目線をあえて色々な方向に持って行く演出など、舞台が非常に練られているなーと思いました。

あ、「革命」はソロでした。照明もガラッと変わります(リハで分かってはいましたが、鍵盤の見え方が急に変わって結構あせりました)

 

せっかく完成した作品。終演後は大勢の方が記念撮影していました。

 

17時から2部公演も演出こそ同じですが、ライブペインティングに関しては全部内容が変わっていました。大きなキャンパスの画のベースとなる、ダンサーのポーズまで変えたという…(確か2部の開演少し前に廊下で「ポーズ変えようか?」なんて話をされていたような?)

なんというクリエイティビティ…!

 

 

ダンス・ペインティング・ミュージックと様々な要素がクロスした空間。

今回の舞台で新しい芸術の世界の誕生に携わることが出来ました。

 

 

全てが終わり、片付け前に出演者とスタッフさん一同で記念撮影です。

中央がDAPの小林美穂先生、キャンパス前の右側の白い衣装がDAP前田雄太先生、左の青と白の服がTomoyaartsさん。左奥に舞台監督の伊藤克憲さん。ほかにも大勢のスタッフさんにお世話になりました。

 

このような素敵な、そして貴重な舞台にご一緒させていただいたこと、大変感謝しております。

また会場にお越し戴いた皆様にも、この場をお借りして感謝申し上げます。

ありがとうございました!

 

これをバネに、また新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいと思います!

 

それでは今日は、この辺で!

 

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